- 2009-01-17 (土) 22:06
- WordPress
昨晩(1月16日)から今日午前中にかけてドタバタ騒ぎをして移行作業を行いましたが、ようやく皆さんにお見せできる形になり、少し落ち着いたので、ここで今回の移行に関する私の思いと手順を書いてみたいと思います。
私が初めてサーバインストール型のブログソフトとしてMovableTypeを使い始めたのは2004年の夏頃からだと思います。最初のバージョンはVer2.6xで詳しいマニュアルも無く、みらのさんの日本語化解説記事を頼りにインストールしていました。その後Ver3.x → Ver4.x とバージョンが上がるに従ってソフト自体も日本語されたり、インストールも手順が楽になったりと進化し、解説本も多数出るようになって使う側としては大変便利になり、私も色々と勉強させてもらいました。
しかしその反面、Ver4.x以降になるとCMSソフトとしての色合いが強くなり、またファイル構造も複雑になって、長年使っている私もかなり勉強しないと、そう簡単にカスタマイズできない状態となっていました。
加えて、長年書きためた記事は1,500件を超え、何かある度の再構築時間は長い時で2~3時間、短い時で20分前後と長くなり、またサーバエラーも多発するなど、MovableType特有の静的動作の影響か、運用にストレスを感じるようになっていました。
そんな折、IDEA*IDEAで固定リンクを変えずにスムーズにMovableTypeからWordPressに移行するまでの作業ログを拝見し、それまでサブ扱いで使っていたWordpressがメインソフトとして使えるのではないか?という思いが私の中に湧き上がってきました。その後別サーバでのテスト運用を経て、「これなら十分いけるだろう」という感触が得られたため、今回の移行となった訳です。
実際の作業方法は前述のIDEA*IDEAや他のBlogで様々な方法が紹介されていますが、今回私が採用した方法は、現在のドメインとフォルダを変えず、フォルダ内にあるMovableTypeのデータをそっくり削除し、新たにWordpressのデータをアップしてインストールする方法(現在のURLを変えない)です。
以下、備忘録を兼ねて手順を書いてみたいと思います。
(1)事前の準備(DB作成とか)
1 新しくWordpress用のデータベースを作成。
2 Wordpress2.7など実際に使うデータのダウンロード
WP本体の他に、使う予定のテンプレートファイルやプラグインなどをあらかじめダウンロードしておきます。(これが結構時間がかかるので)
3 MovableTypeの管理画面から今まで書いてきた記事などをエクスポート
ただし、そのままエクスポートすると記事をWordpressにインポートした際にパーマリンクやタグが継続して使えないため、エクスポート前にMovableTypeのエクスポートプログラム(/lib/MT/ImportExport.pm)に以下の内容のように書き加えておきます。
<ImportExport.pmの484行目以降>
AUTHOR: <$MTEntryAuthor strip_linefeeds="1"$>
TITLE: <$MTEntryTitle strip_linefeeds="1"$>
BASENAME: <$MTEntryBasename$>
STATUS: <$MTEntryStatus strip_linefeeds="1"$>
ALLOW COMMENTS: <$MTEntryFlag flag="allow_comments"$>
CONVERT BREAKS: <$MTEntryFlag flag="convert_breaks"$>
ALLOW PINGS: <$MTEntryFlag flag="allow_pings"$>
PRIMARY CATEGORY: <$MTEntryCategory$>
CATEGORY: <$MTCategoryLabel$>
DATE: <$MTEntryDate format="%m/%d/%Y %I:%M:%S %p"$>
PERMALINK: <$MTEntryPermalink$>
TAGS:
ID: <$MTEntryID$>
※私が書き加えたのは太字で表した下の3行です。
※ImportExport.pmで該当する部分が書かれている行数はMTのバージョンによって違うようです。これはMT4.23の場合ですが、その他のバージョンの場合は行数を確認されるようお薦めします。
4 エクスポート完了後、内容がちゃんと書き出されているか確認し、サーバ内のMovableType本体の全ファイルを念のためローカルにバックアップ。その後、サーバ内の全ファイルを削除。
(2)Wordpressのインストール
1 Wordpress日本語からダウンロードしたプログラムを解凍後、今までMTのデータが入っていたサーバ上のフォルダにアップロード。各ファイルのパーミッションの確認・変更をした後、インストール。
2 インストール後、Wordpressの管理画面に入れたら、MTで使っていたユーザー名を登録し、adminは削除する。(デフォルトの状態だとセキュリティ上、問題があるためです。)
3 管理画面の設定→パーマリンク設定で、URL構造を「その他」にチェック。「/%year%/%monthnum%/%postname%.html」と記述する。
(3)MovableTypeで書いていた記事のインポート
1 mt.php.zipをダウンロードし、/wp-admin/importの中にあるmt.phpと置き換える。置き換えたmt.phpはMovableTypeからエクスポートしたファイルの記事、ID、タグなどをWordpress上にうまくインポートするためのパッチが施されているようです。
2 MovableTypeからエクスポートしたファイルを/wp-content内にアップロードし、「mt-export.txt」にリネームする。
3 Wordpressの管理画面→ツール→インポートから、2でアップロード・リネームしたmt-export.txtをインポートする。
※ファイルの大きさによっては時間が多少かかります。またファイルサイズが大きすぎて1回ではインポートできない場合があります。私の場合は約3MBのデータ量でしたが、1回ではインポートできずファイルを2つに分割してインポートしました。
これで移行作業は終了です。
あとはお好みのテンプレートやプラグインを入れて楽しんでみてください。
(私の場合はこのテンプレート適用がうまくいかず、大騒ぎする結果になったのですが・・・(滝汗)。)
この後の作業は「移行顛末記(2)」として後日書きたいと思います。
Wordpressへの移行を検討されている方に参考になれば幸いです。(ただし、この手順はすべてのケースに当てはまるものではありません。あらかじめご了承ください。)
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Comments (Close):2
- yu_bo_ 09-01-18 (日) 3:45
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移行お疲れ様でしたー。なんとなくの印象なのですが、どのCMS(だけじゃなくてブログサービスなんかも)インポートの間口は広くてもエクスポートはちょいしぶってる感じがします。まあ抱え込みたいっていう気持ちはわからなくもないですが。
顛末記の続きが気になりますー。楽しみ(楽しんでいいのかわかんないですけど)にしてます。 - sinnchan 09-01-18 (日) 21:18
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yu_bo_さんへ
いやはや、本当に移行作業には疲れました・・・。MovableTypeのバージョンアップの時にはこんな疲れは無かったと思うのですが、やはり違うCMSソフトへの移行というのが影響したのかもしれませんね。Wordpressは実際に使ってみるとおわかりになると思いますが、最新のVer2.7ではインポートの間口(データ種類)が広く取られていて、他のツールからの移行がしやすく設計されています。この点が支持されている理由のひとつかもしれませんね。
移行顛末記はもう1回書きますので、よろしければご覧くださいませ(汗)。